巫氏春秋

アフロユーラシア史関係の雑記。 歴史と民族関係の書籍紹介。 井戸の中のカエル(巫俊の前世)の陳腐な日常の大冒険の言行録を一挙公開♪ 巫俊の総裁する雑篇「巫氏春秋」を照覧あれ。

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明代、服飾2

付け加えれば、「明代」「服飾」を知る意味、意義といったものを正確に読み取ることが重要ですね。
専門的な内容なので「煙に巻かれる」ということもあるのでしょうが、やはりどんどん本を読み進めていくだけのバイタリティを養うことが肝要です。

それをもっと重点的に勉強すればどんな成果が得られるのか、自分の人生をどう豊かにするか、そこまで考えて「明代」「服飾」を選んでみてもいいくらいです。

明代の洪武帝はモンゴルを北走させた皇帝なので、明朝の官服については漢民族の風を復古させることに意を遣ったといいます。
それが現在に至る伝統的な中国の服飾のイメージを作っている訳で、清朝の間に相当な改変を受けたとはいえ、「伝統の力」というものを考えさせられるスタイルです。

(そして未開時代の夏殷時代を研究していた私は、この服飾がつくる「伝統」という中国の歴史を貫く超時代的な通念を、後世の人の先入観、妄想の作為ではないかとして、激しく断罪しようとしていました。おかげで大学の近世史の先生には随分嫌われましたが、夏殷時代の研究に「明清のかげ」というべき古典的な中国像から来る圧力については随分考えました。私は洪武帝など従来の儒者たちが古代史をゆがめたと批判しているのです。)
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明代、服飾

リクエストに応えて、第一回「服飾」です。

まず一言、私は明代が嫌いでした(過去形であることに注意してくださいね^^)。服飾が嫌いでした(同じく過去形)。
誰にも好き嫌いというものがありますが、ピーマンとニンジンと明代と服飾といえば、中学生時代(10年以上前)の巫俊の嫌いなものワースト50に入る語彙だと思いますよ。

従ってこのことは何を意味するか、ピーマンとニンジンが実は美味であるように、「明代」「服飾」も歴史を味味わう上で美味だろうことは巫俊もよくよく承知です。
ただし、大きな問題があるのです。アフリカ人が牛丼を初めて食べるとひどく不味いと言います。
そう、「喰いはじめ」が不味いのでは無いかという恐怖です。
私が今置かれている状況は、家庭科の教師になろうという先生がピーマン、ニンジン嫌いを克服できるか!という凄い低レベルな問題です(笑)

つまり、「明代」「服飾」が嫌いだというのは、ほとんど誹謗でしかありません。
しかし、世間に何故誹謗という物が存在しているかというと、人は慣れないものを疑うからです。



リクエストされた方も、明代の服飾に慣れていないから尋ねてみようと思ったのではないでしょうか。
私は中国史を勉強しているので、遅かれ早かれ「明代」「服飾」には行き当たります。
しかし喰わず嫌いで今まで食べたこと無かった、というのは厳しいですね。
はっきり言うと、歴史学は知識の絶対量がモノを言う世界です。
喰わず嫌いでいただけそれだけ知識が不足しているのです。

私の回答としては「中国服飾史」ないし関係する分野の学問を身につけることをお薦めします。
しかし「中国服飾史」の概説書はあまり「読みやすい」ものではないでしょう。
私が明代を好きになったきっかけは『中国の歴史09 海と帝国 明清時代』(上田信、講談社)という本です。
服飾については、「中国服飾史」関係の本を読んで研究が進んでいるということは実感できたので、あとは自分の興味を高めるだけだと思いました。

最近は『図説中国文明史』というシリーズも刊行されているので、明代の巻を読んでみるといいかもしれませんね。
とりあえず精神的な心構えみたいなところでしか回答できないですが、私も明代の服飾は知りたいけど手を伸ばすのは大変だなあと感じますね。

「地球環境」問題

フランス革命以来、人類は「民衆」の地位を躍進させてきた。
市民主義と称される人道の概念は、すべての生物や地球環境と平和共存しようという「平和な地球環境」を模索する段階に入ったといえる。

しかし、社会に蔓延した昆虫への蔑視や偏見、差別待遇や民族的虐殺は、容易に解けそうな気配を見せない。
「民衆」を語る人が家の中に入ってきた昆虫を撲殺する、
「地球環境」を語る人が汚染物質を撒き散らす。

生物とは、生きていることが汚染なのである。
ゴキブリと平和共存を真剣に考える人がいたとしよう。
一室の半分をゴキブリの領土と認定する。
ゴキブリが飢えないように食料は公正に分配する。

そうしたとき、ゴキブリはかならず増える。
増えたゴキブリは38度線を越えて侵攻してくるであろう。
そうしたときの対策、それは再び侵攻を企てることのないように敵機動部隊の分厚い装甲を新聞紙で叩き、
敵航空戦力の舞い上がるまえに対地攻撃によって撃滅し、
食料に毒素を混ぜることで中毒死させるしかない。


冷戦期以前の人類社会の戦争とは、相手国家をゴキブリに例えて叩き殺す、そういうものである。
こちら側が平和を志向していたとしても、相手側が戦争を選んでくれば相手側の言いなりになるか抵抗するしかない。
生物は何億年もの間、争って進化してきた。
多くの場合、争いは沈黙と奇声の中で行われる。
講和は勢力均衡や、言葉や態度による働きかけによって受理される。

人類がここ数百年の間に、戦争を回避する手段を急速に成長させてきたのは、人類どうしが同じ生物種であったからに過ぎない。
トドとトドの争いは仲裁できるかもしれない、しかし獅子がシマウマを捕食してはいけないとなると調整は難しい。
虫にタマゴを産む数を減らせといっても聞き入れてはくれない。

人類平和は、誰かから搾取しなくても快適な生活を過ごせる社会が登場すれば、解決に向かうだろう。
しかし、、、

巫俊が歴史を語る理由―生物史の立場から―

「河内司馬氏と疎遠な理由」というタイトルで執筆する予定が、人類の歴史の危機を告発する内容に途中から変更されました。最初は西晋を建国した河内司馬氏の本籍地である河内地方を語る予定でした。
―――
後漢の河内郡は現政権共産党の河南省に属するが、黄河の北岸であり、開封よりは西に位置しているから黄河下流域には属さない。
河内の地名の確実な初見は『左伝』であり、黄河の内側の地域という意味である。

何故、ここが内側なのか、内側とはふつう洛陽のある河南のことではないかと思われるのではないかと思うが、河南を指して河内と呼んだ例を私は知らない。

河内は東西に長い平原で、南北は短く、西から北は山西省と境を成す太行山脈等が塞いでいる。
それ故に、河内の地域人口は河南や河東(開封より東としておく)、河北と同質的な関係に流れる可能性を持っているが、人はワニのような水棲爬虫類とは違って、山地を居住、移動する生物的特徴を有していることは、地域人口の興亡や生態を考える上で重要である。



私は衣食住や植物の名前など、生活史と呼ぶような分野に興味を置いているが、
「政治とか戦争とか支配者側の歴史は学ぶ気がないんだ。遁世して庭いじりをするうちに衣食住や大衆の民俗にこそ学ぶべき文化を見つけたよ」
といった価値観には実は組みしていない。

民衆史とか、歴史を無視して民衆の生活を語ることで人類の知性を代弁していると思っているある種の民俗学とかは、受け入れることができない部分があると思う。
民衆の側に立つという民衆史の絶対的なイデオロギーは、生物種の中で霊長類に属する人類の多数派階層である「民衆」の生存圏を正当化する作為に満ちたものに他ならず、遠い将来にムカデやカマキリやハチが知性を獲得したとき、この新しい階層が人類に普遍的な生きる権利を要求すれば、「霊長類ヒト科の民衆史」はこの新しい階層の登場に際して人種的な問題に直面することは間違いない。

ロボット社会や、DNA操作によって進化させた巨大昆虫に労働を肩代わりさせるだろう人類社会は、「民衆」と呼ばれた地球の支配者が、地球の他の生物を抑圧、奴隷にしていることを白日のもとに晒すであろう。



生物の歴史の一部である人類の歴史を無視して、衣食住や生活文化といった「民衆」にとってあたりさわりの無いものを歴史に代えたイデオロギーにしようという態度は、このような危険と隣り合わせにある。
政治を語らず、国盗り物語を野蛮として忌避し、植物や服飾を観察して嬉々としている人、自分が他の生物から生命を奪い取って生活していることや、自分の祖先は無抵抗の昆虫を貪欲に食べ続けて魚類から両生類に進化したことを忘れていませんか?

忘れていないならお節介なのですが、人類と生物の歴史は他者からの略奪によって成り立っていることは明白です。
人類の略奪の多くは、政治、戦争、統治という名前で遂行されてきました。
故に、衣食住や生活史のレベルを超えた環境史の立場から、人類社会の政治、戦争、統治とは何であったか、地域の視点を交えて人類興亡の歴史を語るのが私の使命です。

求むリクエスト!

巫氏春秋で何を書けば、誰に喜んでもらえるか分かりません(^^;

素で分かんないんです。何か書いておけば、誰かがよってきてくれると思うんですが、そんな体力あればmixiかチャット巡回、掲示板巡回をやってしまいます。

という訳で、幸いにもこのブログに縁がある方、好意で見に来て頂いているお客様、
何かこんなことを書いてほしい、と所望して頂ければ、努力して調べて巫氏春秋の記事にしたいと思います。
皆さんの疑問を巫俊が解決できるとうっかり期待してしまったら相談してください(笑)

とりあえずリクエスト期間は8月7日から開始とします。
リクエストは「求むリクエスト!」のコメント欄にお願いします。

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巫俊(ふしゅん)

Author:巫俊(ふしゅん)
研究対象:中国史(夏殷時代の地域史)
テーマ:神の王権の民族抗争とその生態

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