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巫氏春秋

アフロユーラシア史関係の雑記。 歴史と民族関係の書籍紹介。 井戸の中のカエル(巫俊の前世)の陳腐な日常の大冒険の言行録を一挙公開♪ 巫俊の総裁する雑篇「巫氏春秋」を照覧あれ。

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祝融の起源2

祝融は、龍神で洪水を司る神だとされています。

『中国の神話』(白川静、中公出版、1975年)
『山海経』(漢文大系のやつ。ほかの古典と抱き合わせになってる巻)

借りてきました。
『中国の神話』は中国の神話の起源に大系を付けた著作で、今でもこれ以上のものはありません。
夏殷周の歴史に沿って、民族の移動と神話の葛藤を丹念に説明し、祝融についても他民族と葛藤した南方系の神であるとしています。
祝融は夏王朝の名族たる昆吾や楚や山東の小国の奉じていた神とされていまして、
太古の時代、鯀(夏族の神)や共工(羌族の神)と河南平野を巡って抗争したとされています。
しいていえば、袁珂の『中国神話伝説事典』と併せて参照すると双璧かと。

さて、祝融は史書の記述も少なくないので出典には困らない神なんですけど、出典によっては矛盾したことが一杯書いてあるので、整合性をつけるのが大変ww
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コメント

うろ覚えで申し訳ないのですが、祝融って火神だったと覚えていたんですが・・・ 洪水を司る神だったんですか?

龍神ですから、川=龍と思っていいと思います。
中国人の集合的無意識のなかで、水源争いは龍神(洪水神)の形をとって登場するんです。

神話の解釈にはふたつあります。
文献に夏殷周に関係する神話が書いてあっても、書かれたのは戦国期だから、あくまで戦国時代の神話だと考えるという考え。

あくまでこれは戦国期の史料だけど、神話の解釈によって、太古の姿を再現しようとする考え。
この場合の太古というのは、空想をふくむし、夏殷=太古ではない。でも色濃く神神の抗争が書かれており、使わないのももったいない。

さて、祝融って火神だったとする文献も沢山あります。
というか、火神であって龍神であっても矛盾しないと思うんですけど。

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Author:巫俊(ふしゅん)
研究対象:中国史(夏殷時代の地域史)
テーマ:神の王権の民族抗争とその生態

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