08MS小隊その1
2006-04-20

08MS小隊のDVD第一巻の感想。
(正式連載開始) 収録内容
第一話「二人だけの戦争」
第二話「密林のガンダム」
第三話「信頼への限界時間」
“08MS小隊”はガンダムシリーズのOVAのひとつで、ファーストガンダムの時代である一年戦争を舞台にした作品です。
一年戦争に取材した最初のOVA“0080”が、中立コロニー群サイド6の子どもの視点でファーストガンダムの戦争を客観的に描写するという控えめなものだったのに対し、
前作の“0083”は、ファーストとZをつなぐストーリーラインを構築することで著しく政治性に特化した作品になっていました。
そして“08MS小隊”は、地球連邦軍の東南アジア方面軍に配備された機械化(MS)小隊を主役としてキャスティングすることで、政治性をやや制限しつつ、一年戦争を生き抜く「個人」たちにテーマが絞られています。
今日から連載しますこのブログは、一年戦争を映像化した三作品を宇宙世紀の歴史を概説するものと見立て“08MS小隊”のガンダムシリーズの中での位置を探ることを主題としています。
とくに、OVAはビデオの売り上げが要求される予算的に厳しいジャンルでありますから、
作品をつくっている人たちがガンダムマニアでも、一話30分の映像の中に詰め込めるものは量的に制限されているのが現状です。
なんとなくガンダムが見たいな~と思ってDVDを手に取ったはいいものの、実際にDVDを再生してみると、なにか違和感を感じる..
そんな経験はありませんか?
その原因を、ガンダムシリーズの一作品として売り出しながら、内容が前衛的になっていたり特化していたりすることに求めるものです。
おのずと宇宙世紀の歴史を語るにあたっても、原史料である映像作品のバランスが取れていないので、その解決策を模索するのが目的です。
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